自分用のビットコインを保管するためには、インターネットに接続されたPCまたは携帯端末に専用のウォレットアプリをインストールする必要があります。
パソコン用のウォレットであれば数GBにも及ぶブロックチェーンに含まれる全てのトランザクション(tx)を読み込んでハードディスクに保存するものがありますが、ストレージが限られているモバイル端末版は自分のアカウントのtxだけを保存します。
自分のコインの残高を確認したり取引時のhashを参照する際は、PCよりもすぐに起動できるモバイル版のウォレットアプリの方がおすすめです。
モバイル版のウォレットアプリを選ぶ際は、復元フレーズ機能に対応しているタイプを選ぶようにしましょう。
iOS版で一番おすすめのウォレットアプリは「Bread Wallet」です。
シンプルで初心者にも使いやすく、セキュリティがしっかりしています。Bread Walletはビットコインネットワークと直接接続するので、ウォレット運営者のサーバーがダウンしても問題なく使えます。
アンドロイド版であれば「Mycelium」がおすすめです。Myceliumも復元フレーズに対応していて、シンプルで使いやすいアプリです。Myceliumはマイナーへの手数料を3段階で指定することができますし、異なる受取アドレスを利用できます。
仮想通貨のビットコインを無料で入手するには
ビットコインを簡単に入手する方法は、仮想通貨取引所にアカウントを作成してコインを購入するか、採掘作業を行うことです。
採掘に参加すれば購入代金を支払わずにコインが入手できますが、電気代が必要です。これらに対して、少額のコインを無料で入手する方法があります。
ポイントサイトなどに登録して広告をクリックして少額のポイントがもらえますが、これと同じように広告を閲覧することで少額のビットコインがもらえるサイトがあります。
無料でビットコインがもらえるサイトは「Faucet」(蛇口)と呼ばれ、ビットコインの受取用アドレスを送信すれば誰でも登録することができます。
広告サイトを閲覧したり、一定時間ごとにクリックすることで少額のコインを貯めることができます。
最低出金額はサイトによって異なりますが、5500~25000satoshi以上のコインが貯まると自動的に自分用のアカウントに送金してもらえます。
無料でビットコインがもらえるサイトの探し方ですが、“Bitcoin Free Faucet”などのフレーズで検索すると海外のサイトを見つけることができます。
広告の閲覧でもらえるビットコインは少額ですが、実際にウォレットを使ってコインを保管することができます。
仮想通貨の保管や送金方法を練習する目的で、「Faucet」を利用してみることができます。